壁に話し掛けるが如く・4
2005年3月5日 日常話は少々戻り、あんな父でも母は母なりに理解を父に求めようと
長年に渡り試行錯誤していた。
自分の置かれた状況から心情、心境を客観的に父に話すようにはしていたが。
しかしどの様にしても結果は言うまでも無く徒労で終わるしかなく
父はなるほど職業柄”聞く”という行為に関してだけ言えば確かに
出来る。
だが反応が何もない。
話せば話しただけ、その後に押し寄せる虚無感や疲労感のみが感じられるのだ。
そんな状態を母はまさに連日の日記の題にしている通り父と話す様は
まるで壁に話し掛けているようだ、と言い、実に的を得ていると感じた。
私には価値が無い。
価値と言うよりは能力的な意味が強いだろうか。
今ここで思いを吐露するまでに生きる過程で接してきた人々をどれだけ
傷つけてきたことか。
幼少の時期の友人周りとの接し方にせよ、
家族内での関わり合いにせよ、また中学時には自分の置かれた境遇の
回避の為に直接他人を傷つける事もあった。
大学に至れば私が大切だと思っていた人物であるにも関わらず傷つけて
しまったが故に何も出来ず自ら彼らの下を無言で去らねばならなかった
事も。
自分にとって人と接する為の力が無い。
仮に傷つけてしまったとしてもそれをどう修繕するかという能力が無い。
多方面に渡りそれを模索してはいた。
人と接する時には勿論行為それ自体の問題だとも考え、ある時は
そういう物を教わるかもしれないという場所も求めた、それが家でも
あるし学校等でもあった。他にも自分の心情をダイレクトに伝えるという
部分において絵画から始まり漫画、表現世界の類にも目を向けていた
が、どれも自分には違う。どれも自分で望んだものでありながら
欲しいものとは決定的に違った。
いやただ単に人と接する為の能力ではなく、自分にはその権利自体
持ち合わせてはいないのではないかと感じたのはごく最近の事。
それが欲しい。
簡単な事だけれども自分の手を伸ばして、伸ばせる
距離にいる人にだけでもいいから、そっと触れる事が出来るだけの
許しが欲しい。
その為に困難であろうと無理であろうともその道に進みたいと強く
願った、ただそれだけの事だ。
言い方を変えればある意味自分自身に対しての許しが欲しいのかもしれない。
その職種の社会的立場がどうだとか、能力がどうだとか、金銭的な
収入がどうだとかそんな付随的なものが欲しいわけではない。
たとえ他人を傷つけてしまっても自分の中にそれを背負い続けながら
生きてもいいような自分に対しての許し、ただそれが欲しい。
長々と書いてしまったが自分のつまらない身の上話は一先ずおしまい。
あまり話しても読むのもそもそも大変ではあるし、なにより自分で
書いていても纏まってない、はず。
それに読まれた方を傷つけてしまいかねないと思うとこれ以上は書けない
と言うのも本音ではあるけれども…
なら書かなければいいじゃないか、というお約束な反応はあっても
今のはほんの冗談ということで一つ。
長年に渡り試行錯誤していた。
自分の置かれた状況から心情、心境を客観的に父に話すようにはしていたが。
しかしどの様にしても結果は言うまでも無く徒労で終わるしかなく
父はなるほど職業柄”聞く”という行為に関してだけ言えば確かに
出来る。
だが反応が何もない。
話せば話しただけ、その後に押し寄せる虚無感や疲労感のみが感じられるのだ。
そんな状態を母はまさに連日の日記の題にしている通り父と話す様は
まるで壁に話し掛けているようだ、と言い、実に的を得ていると感じた。
私には価値が無い。
価値と言うよりは能力的な意味が強いだろうか。
今ここで思いを吐露するまでに生きる過程で接してきた人々をどれだけ
傷つけてきたことか。
幼少の時期の友人周りとの接し方にせよ、
家族内での関わり合いにせよ、また中学時には自分の置かれた境遇の
回避の為に直接他人を傷つける事もあった。
大学に至れば私が大切だと思っていた人物であるにも関わらず傷つけて
しまったが故に何も出来ず自ら彼らの下を無言で去らねばならなかった
事も。
自分にとって人と接する為の力が無い。
仮に傷つけてしまったとしてもそれをどう修繕するかという能力が無い。
多方面に渡りそれを模索してはいた。
人と接する時には勿論行為それ自体の問題だとも考え、ある時は
そういう物を教わるかもしれないという場所も求めた、それが家でも
あるし学校等でもあった。他にも自分の心情をダイレクトに伝えるという
部分において絵画から始まり漫画、表現世界の類にも目を向けていた
が、どれも自分には違う。どれも自分で望んだものでありながら
欲しいものとは決定的に違った。
いやただ単に人と接する為の能力ではなく、自分にはその権利自体
持ち合わせてはいないのではないかと感じたのはごく最近の事。
それが欲しい。
簡単な事だけれども自分の手を伸ばして、伸ばせる
距離にいる人にだけでもいいから、そっと触れる事が出来るだけの
許しが欲しい。
その為に困難であろうと無理であろうともその道に進みたいと強く
願った、ただそれだけの事だ。
言い方を変えればある意味自分自身に対しての許しが欲しいのかもしれない。
その職種の社会的立場がどうだとか、能力がどうだとか、金銭的な
収入がどうだとかそんな付随的なものが欲しいわけではない。
たとえ他人を傷つけてしまっても自分の中にそれを背負い続けながら
生きてもいいような自分に対しての許し、ただそれが欲しい。
長々と書いてしまったが自分のつまらない身の上話は一先ずおしまい。
あまり話しても読むのもそもそも大変ではあるし、なにより自分で
書いていても纏まってない、はず。
それに読まれた方を傷つけてしまいかねないと思うとこれ以上は書けない
と言うのも本音ではあるけれども…
なら書かなければいいじゃないか、というお約束な反応はあっても
今のはほんの冗談ということで一つ。
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